由緒|織田家ゆかりのお寺|愛知県小牧市の「薬王寺」
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未来へ続いてゆく
お寺へ
愛知県小牧市小木に佇む「浄土宗 薬王寺」。
ご本尊は「薬師瑠璃光如来」、万物の癒しの仏です。この御仏のごとく、一人ひとりの思いに寄り添い、少しでも多くの方とご縁を結べたらと思っています。この先もずっと皆様と共に歩むお寺になれるようお勤めし、共に光ある日々を過ごしてゆけますように。
由緒
織田が建立した弔いと癒しのお堂
愛知県小牧市は織田信長ゆかりの地。薬王寺も織田家が建立したと伝えられています。
問題児であった信長の次男坊は、その傍若無人さで有名で、信長の第一の家臣がその蛮行を諌める為に命を落とします。その魂を弔う為に建てられたお寺が薬王寺。村を苦しみから救う守り仏として当初「薬師堂」の名で建立され、1942年に現在の薬王寺となりました。
本堂
永代供養墓
中庭
- 宗派
- 浄土宗
- 宗祖
- 法然上人(1133年~1212年)
- 開宗
- 承安5年(1175年) 法然上人43歳の春
- 創建
- 不明だが現在で約300年ほど
- 本尊
- 薬師瑠璃光如来 病気平癒、心と体の苦しみからの解放
- 経典
- 浄土三部経
- 教え
- 阿弥陀仏の慈悲を信じ「南無阿弥陀仏」と称え、安らかな心で社会の為に尽くし、浄土に生まれることを願う信仰です。
小牧山城から眺める天下統一の夢
小牧市は織田信長の息づく町、当寺も、元々は織田信長が建立したお堂から始まりました。
信長の天下統一の足がかりともなったお城、小牧山城は観光地としても非常に有名で、薬王寺からバスと徒歩で約25分。
ここ、小牧市へ観光に来た際には、約400年前に小牧山城で信長が過ごした日々をゆっくりと感じてみてはいかがでしょうか。
活動と想い
お寺は、別れの場所、
誰かが亡くなった時に訪れる場所という
イメージがあるかもしれません。
しかし、弔いは亡き人の為であると共に
遺された者の勤めであり、
きっと未来を生きてゆく我々の道しるべとなります。
大切な方との別れ。
私達は立ち直れないほどの悲しみを感じながら、
寄り添ってくれるかけがえのない人々の存在を強く感じ、
その大切な想いをそっと回し向けられる機会でもあります。
皆様の中で、「お寺」を少しでも身近に、
そして「お坊さん」という存在が、
あなたが未来を明るく過ごしてゆける
何か一つのキッカケになれれば幸いです。
想い願い、届きますように
これからを生きるあなたが
きっと笑って過ごせる日々を
住職
林 陽宏
お寺での法要を行う傍ら、浄土宗総本山、大本山での各種法要にも参加します。また公共の場でお経のコンサートを行ったり、皆様の前で講演をさせていただく事も。日々、全国各地を飛び回っております。
今後の行事
- いけらば念仏の功つもり
- しなば浄土へまゐりなん
- とてもかくても此の身には
- 思ひわづらふ事ぞなき
法然上人(浄土宗開祖)
生きていれば念仏の功徳が積み重なり、死ねば浄土へ参るのです。いずれにしてもこの身には、思い悩むことが何もありません。